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血液・骨髄移植後の長期生存率:年齢・性別をマッチさせた標準集団との比較

同種ドナーからの血液・骨髄移植(BMT)を受けた患者の長期生存パターンにはプラトーが明らかだが、彼らの期待生存期間が標準集団のそれと同等になるか否かは不明である。 本研究では、BMT患者を長期生存者と分類するためのカットオフ時期を明らかにし、彼らの実際の生存率と年齢および性別をマッチさせた「正常」集団の期待生存率との比較を試みる。 この研究では、1970年から2002年の間にPrincess Margaret Hospitalで同種移植を受けた患者1386人の記録を見直した。 ハザード比(HR)、Kaplan-Meier生存推定値、および損失曲線を用いて、患者を長期生存者に分類するカットオフ時間を提案した。 全生存率および長期生存者の生存を予測する因子が調査された。 これらの患者の実際の生存率を、カナダの「正常」集団の予想生存率と比較した。 ハザード比の損失曲線と1年ごとの生存統計に基づいて、長期生存者を定義するカットオフ時期をBMT後6年とすることが提案された。 長期生存者における生存の統計的に有意な予測因子は、男性ドナーを有することのみであった(HR = 0.39; 95%信頼区間 = 0.17-0.88)。 BMT後最初の1年間は62%の患者しか生存していなかったが、6年後に生存していた患者の98.5%は少なくともさらに1年生存していた。 長期生存者における死亡のほぼ1/3(31%)は、移植や再発とは無関係の原因によるものであった。 BMT患者において観察された死亡数は、カナダの人口から予測される死亡数を上回った。しかし、平均余命の差は、患者が生存する期間が長くなるほど小さくなった。 死亡数の観察値/期待値の95%CIは、BMT後10年目以降、差がないことを示す1と一致した。 BMT後の長期生存を定義するために、6年のカットオフが提案されている。 平均余命は「正常」集団に比べて減少したままであったが、この差は患者が生存するほど小さくなった。 短期生存の既知の危険因子は消滅し、長期生存者ではドナーの性別のみが生存を予測した。